英語の学習量と英語力は比例する
英語は学問というよりは、スポーツの上達や手仕事の技能を磨くことなどに近いです。英語を身につけるのに優秀な頭脳はいりません。言葉ですから、やれば誰でもできるようになります。アメリカの5歳の子どもは皆、何不自由なく言葉を操っているでしょう。
あれは、生まれた時から英語に接し、英語の中で育ったから自然に身についたものなのです。私たち日本人も、そして英語をいくら勉強してもいっこうにせきるようにならず、自分は英語の才能がないなと思っているが人も、アメリカに生まれていれば、息をするぐらい簡単に英語を聞いて理解したり、話すことができるのです。
できるだけ多くの時間を英語に費やし、英単語や英文を暗記することです。大量の英文を読んだり聞いたりしていれば必ずできるようになります。
そして私たちはすでに日本語を習得しています。この日本語という言葉を道具にすれば、英語はもっと短時間で要領よく習得できるのです。それは英文法や英語構文を理解することです。英文法の理解は、英語が上達するようになる時間を短くしてくれます。
英語は体を使う勉強
英語はスポーツのようなものだと言いましたが、どこがスポーツに似ているのかというと、体を使うところです。口を使って音読し、耳を使って聞く。手を使ってスペリングの練習をする。考える時間よりも繰り返し音読する時間の方が20倍は多い。ひょっとしたら100倍ぐらいかもしれない。スポーツも野球やテニスは基本的な動作を何度も練習するし、サッカーもドリブルやシュートの練習を繰り返ししますね。あんな風に繰り返し行い、体で覚えていく。とっさのときに体が勝手に反応して良いプレイが生まれるように、自然と英語が口をついて出るように繰り返し、英文を読んだり、基本文を暗誦したり、英単語を暗記する。体を使って行うので口が疲れたり、いらいらしたりすることもあるでしょう。それでも繰り返し音読することで、しだいに体が慣れていき、ある瞬間に手ごたえを感じて、英語がぐんと目覚ましく上達するのです。