普段からネイティブスピーカーの発音に慣れる
英語のリスニング力は、確かに個人差があります。リスニングの訓練をちょっとしただけで、リスニング力がすぐに身に付く人もいれば、リスニングがなかなか上達しない人もいます。
けれども、いつまでもできないままということはありません。繰り返し、リスニングの訓練をすれば必ず上達していきます。
時間を惜しまず頑張ることです。
そしてリスニングはネイテブスピーカーの発音を聞くようにしてください。高校入試でのスクリプトの読み上げもネイテブスピーカーが行いますから。
英語の発音の特徴を知る
ネイテブスピーカーが英語を話すさい、学校の授業でも教わらないような独特の特徴があります。
それらの発音に慣れなければ、英語は聞き取れるようにはなりません。
中学校の学習参考書や問題集にはあまり書かれていないことなので、一般書の英語のリスニングの本を買って、そこから学ぶと良いです。
たとえば、waterは、ネイテブの人はウォーターとは発音せず、ワラもしくはワダと発音します。ワラとワダのどちらも正しくどちらも通じます。ひとりひとりの発音の癖で、ワラに聞こえたりワダに聞こえたりするだけなのです。ほかには、one of the booksはワンオブザブックスではなく、ワナタブックスとなります。parentはペアレントゥではなくペアレンです。good jobはグッドジョブではなく、グッジョです。これらは発音のルールに基づいてそうなってるので、発音のルールさえ分かれば簡単です。
そしてこの発音に基づいて英語を言えば、英語らしい発音が自分でもできるようになります。
知らない単語は聞き取れない
英語のリスニングでよく言われるのが、知らない単語は聞き取れないということです。
リスニング力を上げるためには英単語をきちんと覚え、英文にも慣れることが大切です。
英語が早すぎて、英文の理解が追いつかないという声も良く聞きます。英語を聞いてその意味を理解するのに時間がかかりすぎて、英文の音声が流れるスピードについていけないのです。これは普段の学習で音読をし続ければ、英文を理解する速度が上がり、リスニングを聞いて理解するまでのスピードも速くなります。
リスニング力を鍛えるためには、
・ネイテブの発音を繰り返し聞くこと
・英語の発音のルールを知り、覚えておく
・リスニングで使われるような英単語は完璧に暗記すること
・普段から英会話の文でも長文でも何度も音読し、英文から日本文に翻訳するスピードを高めておく。
以上のことを心がけてください。