英単語を覚えなければ、英文法も英語長文も苦手なまま
英語を身につけるのに最も重要なのは、英単語の暗記です。英単語の意味が分からなかったり、うろ覚えでは、英文法も英作文も英語長文も、そしてリスニング力も身につきません。
「英単語はなかなか覚えられない」「英単語の暗記はめんどうだなあ」と思って英単語の暗記を遠ざけている人がいますが、何より先にまず、英単語の暗記を頑張ってください。
英単語を覚えれば、英文法の利器もすらすら進み、英作文もすらすらできるようになります。
また、英語の長文を読むのが苦痛でなくなります。
中学3年間で覚えるべき英単語の数は1300です。これにはtheやmyやthisやinやatといった機能語も含まれています。中学1年生のときから、教科書に出てくる単語、家庭学習の参考書や問題集に出てくる英単語、塾のテキストに出てくる英単語など、片っ端から覚えましょう。
英単語は音読で覚える
英単語の覚え方ですが、音読で覚えるのが基本です。英単語のスペルをじっと見て、音読をして覚えます。
日本語は読まなくてもかまいません。英単語を、英語らしい発音で音読します。
ここで便利なのがスマートフォンやタブレットやニンテンドーDSなどの機器。英単語のアプリやソフトがあって、これを使えば繰り返し音声を聞いて、その発音の真似をすることができます。
英単語集やテキストをただ見るより、これらのツールを使っての暗記の方が何倍も身につけやすいです。もし、これらの機器を持っているならアプリやソフトを活用して英単語の暗記を頑張ってください。
音読で何度も読んで覚える以外に、手を動かして数回スペルを書いてみることもよいです。
英単語は文の中で覚えるのか?それとも単語のみで覚えるのか?
英単語は、例文と一緒に覚えたほうがよいという人がいます。
例文と一緒に覚えるとなかなか覚えられない、単語のみで覚えるという人もいます。
どちらがいいのでしょう?英単語のみで覚える暗記法は、否定されがちですが、私はある程度の単語数までは英単語のみで覚えたほうがいいと思います。
日本j人で英語が得意な人と、ドイツの人で数か国語を話す人がこのことについて話をするのを読んだことがあります。
日常生活でよく聞いたり、文章によく出てくる3000語の単語は、例文でなく単語のみで一気に暗記するほうが良いといっていました。3000の単語を覚えたら、あとは文章をどんどん読んで、その3000の単語の文中でどのように使われているかをみていったほうが短期間で単語が覚えられ、しかも忘れにくくなるということです。
私はこの考え方に賛成です。中学で習う基本的な単語は文ではなく、単語として一気に覚えたほうがいいです。
英単語の暗記は、20回の音読を繰り返す
暗記についてのデータとして、忘却曲線という有名なものがあります。
英単語でも何かの重要用語を10覚えたとします。
すると4時間後には半分の5を忘れてしまします。
24時間後には7を忘れます。
2日後には8を忘れます。
その後は数週間たっても、残りの2をずっと覚えているというものです。
人間は、誰でもこれほど忘れやすくできています。
けれども、覚えた10個のものを、翌日覚え直すことで忘れにくくなります。翌日覚え直した後、そこから4,5日後にまた覚え直すとさらに忘れにくくなり、記憶が長持ちします。
翌日、その5日後、その10日後、その15日後ぐらいと、少しずつ期間をあけて一か月に4回復習をすれば、英単語は忘れなくなります。
1日、2日、7日、17日、30日の日に復習をすればよいのです。
けれども実際にはいろいろ忙しくて計画通りにいきません。一定の間隔をあけて月に3~4回、繰り返すようにすれば英単語は覚えられると思ってください。そして暗記するときは、20回の音読を目標にしてください。20回で覚えられないときは、一旦やめて、次の日にまた20回の音読をやりなおしてください。5回で覚えられたときはそれでOkです。
英単語のノートを作る
iPadなどのタブレットやスマートフォンのアプリには単語帳タイプのものがあって、それで英単語帳を作るとかなり便利なのですが、中学生ならば、そこまでしなくても、英単語ノートでうまくいきます。
ノートに新しい英単語をどんどん書き溜めていって、時々そのノートを見て英単語の意味を確認してください。ノートには英単語と日本語の意味だけでokです。
ただし、Iやmy、this,that、what、how、at、in、forなどの機能語は、英文も一緒に書いて、英文も合わせて覚えたほうが覚えやすいです。
絵を描くのが上手な人は英単語と一緒にイラストを描いて映像と一緒に英単語を覚えると忘れにくいです。